妻が突然オーストラリアに住みたいと言い出した 2
先日の記事
では2018年9月に妻がオーストラリアにできるだけ早く2019年までくらいに移住したいと言い出した所までお話しました。では、なぜそんなに移住を急いでいたのかをこの記事では説明しておこうと思います。
妻の永住権の問題
まず最も大きいのは妻の永住権の問題です。妻は日本人ですが、大学入学のタイミングでオーストラリアに移り、日本に帰ってくるまでにオーストラリアで永住権を取得しています。
永住権の取得方法はいくつかありますが、妻は大学卒業後にオーストラリア国内で働きIELTSという英語の試験をクリアして永住権を取得したそうです。最近は移民もだいぶ増えてきたこともあり、永住権の取得要件は段々と厳しくなっているそうです。
オーストラリアでは5年間のうち2年オーストラリアに住んでいないと永住権が失効してしまいます(わかりやすさのために「永住権の失効」と書きましたが、正確にはオーストラリアに永住権保持者が入国するためのレジデントリターンビザ(RRV)が取得できなくなり、オーストラリアに入国できなくなるようです)。
この「5年のうち2年オーストラリアに居住」という条件を満たすためには、妻は2019年7月までにオーストラリアにいなくてはならず、実質的に移住のリミットは2019年7月となっていました。
子供の出産の問題
もう一つ大きなポイントとして、妻が現在妊娠中で出産予定が2019年3月という点がありました。
出産後に移住する場合、永住権のリミットの2019年7月までに移住しようと思うと子供はまだ4ヶ月。まだ小さい上、7月ではオーストラリアは冬で赤ちゃんの健康管理も大変でしょうし、予防摂取をどうするかという問題もあります。
それであれば、いっそ出産前にオーストラリアに移動してしまい、向こうで出産してしまう方が、赤ちゃんのリスクも少ないという判断となりました。また、オーストラリアで出産すれば、生まれた赤ちゃんは面倒な手続きなしで永住権が取得できるというのも理由としてあります。
以上2点をまとめたのが以下の図です。
出産予定と永住権失効という2つの事情があるため、移住の日程を後ろにずらすことができませんでした。結果、話がでてからわずか3ヶ月で移住、という突貫での移住を行うこととなりました。
さて、移住の話が出た時点での状況の整理はこのくらいとし、次回以降の記事では移住の話が出てから実際に移住するまでの話を書いていきたいと思います。
ではでは。